- 2020.07.09 Thursday
「こんな症状Vol.8」あら、なんか意外と……いい感じ?
月一度、メンテナンスにおいでくださる40代の女性。
コロナ騒動でしばらくお休みした後の3ヶ月ぶりの鍼治療で、
意外な発見がありました。
「こんな症状を治療しています」Vol.9
★☆今回の症状☆★
・4月頭からテレワーク。仕事が終わっても切り替わらない
・カラダを動かした方がいいかと筋トレをしたら頭が痛くなった
(肩から来てるな〜という感じの頭痛。多分やり過ぎ)
★☆前回までいつもあった症状☆★
・気圧の変化に影響されて調子が悪くなる
→息苦しさ、食欲低下、やる気が出ない、便通いまいち、など
・脚のむくみ
★☆これまでの経緯と病院で受けた治療☆★
むくみについては、病院で血液、尿、心臓等調べたが異常なし。
その他については特に受診していない。
★☆治療内容☆★
いつものように、股関節や首等の動くべきところの動作確認をし、
首やお腹、腰の触診からスタート。
すると、なんだかいつもと様子が違います。
いつもは少し触れただけで「ゔぁー」「おえー」と
顔をしかめるみぞおちや、おへその周り、下腹部に触れても、
今日は表情に変化がありません。
ご本人も「あれ?え?なんか平気?」と不思議そう。
いつもはお腹全体にある緊張が、今回はほんの少ししかないのです。
首や腰の緊張も、いつもより少なめです。
「あら、なんか意外と……いい感じ?」
ということで、今回は、
腰、鼠径部、みぞおち、首の緊張を緩めるため脚のツボに鍼をし、
カラダを温めて、しばらく神経を休めていただいて終了となりました。
★☆院長・あおやまからひとこと☆★
パーティションで仕切られたオフィスで一日ほとんど誰とも話さず、
時に「イラっと」しつつ仕事をしている、という状況から
自宅での勤務になって3ヶ月余り。ご本人も、院長・あおやまも
びっくりするくらい、カラダが「ラク」になっていたというケース。
息をつめて、居心地の悪い状況下で仕事をしていたのが、
安心・安全な自分のスペースで仕事をするようになり、
神経の緊張、カラダの緊張が緩んだのですね。
ちなみに、気圧の急な変化で様々な体調不良が起こることを、
近年、「気象病」と言うようになりました。
頭痛や息苦しさ、めまい、古傷が痛む等がよく見られる症状です。
この方は、「何もやる気がおきない、どうにかこなしている感じです」
と来院されたのですが、最初の1年ほどは月に2回、
それ以降は月1回程度のペースで来てくださるうちに、
いつの間にか随分と気圧変化の影響を受けにくくなりました。
そして、今回、気象病の症状がほとんど気にならない位にまで激減!
最近流行りの(どこで流行ってるのか?)言い方で言えば、
常に「警戒モード」だったのが、「安全・安心モード」に変わり、
体調が良くなった! ということですね。^^
さらに、もうひとつ。
カラダの余計な緊張がとれると、「感じる力」がアップします。
残っている緊張や、余分な力みが抜けてラクな感じなどを、
しっかり感じることができるようになるのです。
この方も、
「なんかいつもよりイイです。ラクになった感じがすごくする」
とおっしゃっていましたよ。
ということで、
コロナ騒動にも、「嫌なところに行かなくてもいい」という
いい面もあったのね〜と思わせる出来事でした。
在宅勤務と出社、せめて半々くらいになるといいのにね。
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以上、今日の診療からお届けしました。m(_ _)m
「あ、これ私もだ!」「え、これ私のこと?」
この症状に、ピンと来たら、こちらまで。
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